天竜 佐久間 【100年在来】

標高1352Mの竜頭山と800M級の山々に挟まれるような地形の山間の集落で作られるお茶です。
天竜川から立ち上がる霧はあれど、霜害もほぼないという恵まれた地形と地質を存分に活かした山の産地です。

天竜の中でも、このエリアは中央構造線の断層の南側に位置し、1億2000万年前〜6000万年前に地下深くの強い圧力で形成された三波川変成岩が地表に出ているところです。風化したミネラルを多く含んだ地層の上で育つお茶は、のど越しと飲んだ後の爽快感が突出しています。
※特別にお願いして仕上げの際に切断を施していないため、伸びの形状で口当たりも非常に良いです。

坂下さんは、17年ほど前から農薬を使わない栽培方法に切り替え、現在は1番茶のみを収穫しています。
昭和の時代に大活躍した小型の製茶機械が今も現役で動いており、針のようにピンとまっすぐな煎茶が揉まれています。

国内では数少なくなった実生の在来茶園ですが、ここでは100年以上経つ今も大切に守られています。
苗から大きくなる通常の品種茶とは異なり、実生のお茶は根を真下に深く下すため、地中のミネラルをより多く養分として取り込むことができます。
地質を最大限に活かした実生在来茶園は日本の茶文化遺産であると思います。

※2022年・2023年ともに土地のミネラルを存分に感じられるお茶ですが、気候の影響により2022年産の方がやや成長の進んだ茶葉で、2023年産の方がミル芽が多い違いがあります。
香味に関しても2022年産の方がすっきりと清涼感があり、2023年産の方が若い芽が多い分、味が乗っているという違いはあります。




茶種:実生在来(品種ではありません)
来歴:茶の種から発芽・栽培しております。
茶種特徴:実生在来は、品種茶とは違い、それぞれに個性のある1本1本から作られるいわば天然のブレンドです。


生産者:坂井 昭彦
生産地: 静岡県 浜松市 天竜区 佐久間
標高:約380m 
土壌:緑色片岩等の変成岩を含む山土
栽培:畝仕立て(樹齢100年以上)
農法:農薬不使用 慣行栽培
摘採:可搬式摘採機 年間約1回
製法:煎茶[蒸し度:普通]
製茶ライン:35kgライン
製茶期間:2023年5月4日

※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。
100g (お徳用 WEB限定)40g (標準)5g (お試し用)
型番 0162-23
在庫状況 残り11袋です
販売価格
650円(税込702円)
購入数
内容量
100g (お徳用 WEB限定)40g (標準)5g (お試し用)