手摘み&手揉み茶 川添 【あさつゆ】


生産者の上村さんは煎茶・紅茶・釜炒り茶・白茶と何を作っても確実な品質のお茶を作る方です。特に煎茶は静岡茶市場でも毎年高値が付くほどの高品質のものが作られています。
 和歌山県白浜市の市鹿野はごく小規模な産地ですが、その煎茶は、非常に贅沢なミル芽(やわらかい新芽)摘みで栽培・製造・火入れに至るまで一般的な煎茶の製法に比べ手間と時間をかけられています。

また、上村さんは、全国手揉み茶振興会の師範の免状を持ち、さらにその中から今までの実績を認められた20数人しか認定されていない『茶匠』の称号が授与されています。
現在も県内のみならず近県の生産家さんたちや意欲のある方々に惜しげなくその手揉みの技術を伝授しています。

このお茶は、春の若芽を手摘みし蒸して殺青した後、急速冷凍させ保管していたものを、秋に解凍し揉んだものです。
春季は収穫がピークの繁忙期なので、非常に時間のかかる手揉み茶を作ることは難しく、上村さんは通常はオフシーズンの秋〜冬に行います。
揉捻から形状を針のように仕上げる工程まで4〜5時間はかかり、技術も持久力も必要です。
が、開いた時の茶葉は破砕していない綺麗なものが多く、茶葉の茎の部分もきれいに残っているのは機械製茶とは異なる点です。
最初の煎はほんのりとホイロの香りがありますが、2煎目以降は雑味のないクリアな味が際立ちます。
しつこすぎない旨味を楽しむには最初は55度くらいの低温でゆっくり入れていただき、徐々に温度を上げていくのがおすすめです。

日本でも大変希少になった手揉み製茶ならではの香味を知りたい方にはぜひおすすめです。

2018年4月27日のブログ記事より 『知る人ぞ知る名茶の産地 和歌山県市鹿野』


品種:あさつゆ
来歴: 宇治在来種から選抜。 登録年 1953年。
品種特徴:天然玉露とも呼ばれるほど、アミノ酸含有量が多く、古くから製茶品質が良いと評価の高い早生品種。しかし、栽培管理が難しく手間がかかり、収量があがりにくい面もある。

生産者:上村 誠
生産地:和歌山県 西牟婁郡 白浜町 市鹿野
標高:150〜200m
土壌:真砂土系の山土
栽培:自然仕立て(樹齢 20年以上)
農法:低農薬 慣行栽培
摘採:手摘み(1芯2葉) 年間摘採回数1回
製法:煎茶[蒸し度:浅]
製茶:手揉み茶用ホイロ
摘採年:2022年4月下旬
製茶年:2022年秋


※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。
10g (標準)3g (お試し用)
型番 0400-22
在庫状況 残り8袋です
販売価格
2,000円(税込2,160円)
購入数
内容量
10g (標準)3g (お試し用)