手摘み 大和 蜜香紅茶 ／麒麟　 2022年【おくはるか】　10g


2016年から取り組み始めた夏芽を手摘みして作る紅茶は、すでに栢下さんの代表作ともいえるものですが、手摘みのため、1ロットごとの生産量が非常に少なく、それぞれに香味の特性も異なります。

農薬を使用しないので、暑い時期は芽の養分を吸うウンカという虫が発生しますが、ウンカ害にあった葉は成長が止まり、ストレスから独特の香気成分を生成します。
ウンカ芽で作った紅茶は熟した果実や蜂蜜のような香りを持ち「蜜香紅茶」と呼ばれ、一般的な紅茶と区別します。暑い気候の台湾では生産量も多く、人気の高い紅茶です。
製茶から時間が経つほど蜜香の甘さが顕著になってくるのも蜜香紅茶の特徴です。

ウンカが発生する非常に暑い時期のみの収穫となり、またウンカ芽は芽数がとても少なくなるので、夏の手摘みは春と異なり何倍も労力を要しますが、この時期のこの芽にしかない香味は飲む人を魅了します。

2022年産の蜜香紅茶3種の中では最も発酵度が軽く、すみれの花蜜を思わせる優しいフローラルな香りを放っています。
　
品種：おくはるか
来歴：埼玉県茶業研究所で1975年に埼玉20号を母親、埼玉7号を父親にとして交配。その実生群から選抜されました。登録年・2015年。
品種特徴：耐寒性のある極晩生品種。茶葉中に含まれるクマリン（桜葉様の香気）が多い。

生産者：栢下 裕規
生産地：奈良県 山添村 桐山区 大君
標高：300〜350ｍ
土壌：花崗岩礫質
樹齢：5年
栽培：畝仕立て
農法：栽培期間農薬不使用 有機肥料栽培
摘採：手摘み（ウンカ芽）　年間２回
製法：紅茶［萎凋度：中　発酵度：中］
製茶期間：2022年8月25日

【入れ方の例】
〇煎を重ねる入れ方
茶葉3g／70〜80�奸�95℃／磁器蓋碗
洗茶／一煎目・30秒／二煎目・30秒／三煎目・50秒／四煎目・1分30秒
煎はかなり続きますので、お好きなだけお楽しみください。

〇1〜2回で出し切る入れ方
茶葉3g／250cc／95℃／ガラスポット
一煎目・5分／二煎目・10分以上お好みで

※茶器が冷めていると香りが立ちにくいので、しっかり温めてからいれてください。
煎を重ねる入れ方の方が品種ごとの香味の違いを感じやすいです。
型番 4056-22
在庫状況 残り37袋です
販売価格
900円(税込972円)
購入数
袋