牧之原 手摘み紅茶【べにふうき】 10g

高塚さんは春の一番芽で手摘みの釜炒り茶を作りますが、数年前からは9月以降の秋芽を使って手摘みの紅茶も手掛け始めました。
同時期に慣行農法から農薬を使用しない茶園管理に切り替えたため、暑い時期はウンカが多くみられるようになりました。
一般的に米や茶などの作物にとって害虫であるウンカですが、ウンカ害にあった葉は成長が止まり、ストレスから独特の香気成分を生成します。ハチミツや果実様の香りにも通じる蜜香といわれる香りです。
紅茶は出来立てよりも時間が経った方が味わいに重厚感が出て美味しくなりますが、ウンカ香のある紅茶もある程度の期間熟成させた方が香りが引き立ちます。

こちらのべにふうきは10月摘採ですが、ウンカの影響が感じられる蜜香を持っています。
高塚さんのべにふうきは非常に香りのトーンが高く濃厚で持続力ありますが、味わいは柔和でべにふうき独特の鋭い苦味がありません。
鼻腔の中で弾けるエキゾチックな花香は絶品です。

品種:べにふうき(茶農林44号)
来歴:「べにほまれ♀」多田元吉 が1887年頃にインドから導入した種子から選抜された品種。
   「枕Cd86 ♂」槇有恒 (まきゆうこう) 氏が、農林省を通して鹿児島県に寄贈した種子から育成された茶樹。
    日本で初めての紅茶・半発酵茶兼用品種で、枕崎野菜茶業試験場にて育成。1993年に農林登録。
品種特徴:紅茶用品種としては耐寒性が強く、味の強い紅茶ができます。 
     アレルギー等への機能性があるメチル化カテキンを多く含んでいますが、メチル化カテキンを利用するため
     には、十分に成熟した葉を緑茶として加工する必要があります。

生産者:高塚 貞夫
生産地:静岡県 牧之原市 切山地区
標高:約200m
土壌:赤土(石混じり)
栽培:畝仕立て(樹齢 約20年)
農法:無農薬 有機栽培
摘採:手摘み 年間2〜3回
製法:釜炒り(萎凋あり)
製茶期間:2021年10月3日


※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。

型番 4106-21
在庫状況 残り10袋です
販売価格
800円(税込864円)
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